2023年9月号(72号)
Athleteブランド
ブランドって何でしょう。和訳すると商標ですが、今はもっと違った意味で使われています。生活者の感情移入が伴ったモノやサービスと表現する人もいます。車業界でいえば、「TOYOTA」は世界的なトップブランドです。「TOYOTA」の名前はみんな知っていて、乗っている人も見ている人も、この車が急に壊れたりしないことを知っています。いわゆる「信頼」されたブランドなのです。トヨタは今まで一生懸命このブランドを守るために努力をしてきたのでしょう。そしてその信頼されたブランドの結果が、3年連続世界一の販売台数となったのです。
宅配業界でいえば「ヤマト」・「佐川」は小学生でも知っているトップブランドです。日本中をだれでもが知っているロゴの車が走り回っています。初めて聞く運送会社に頼むよりきっとちゃんと荷物が届くという「安心感」を与えるブランドとなっています。それを作ってきたのは1人1人のドライバーの日々の努力があったからだと思います。
それではAthleteブランドは何でしょうか。アスリートは2005年に3台で始めた会社ですが、2023年の現在150台以上にまで仲間が増えました。これはひとえにAthleteの「信頼」「安心」のブランドを1人1人のドライバーの皆様が守って育ててきた結果だと思います。今日も首都圏の道路を朝から夜まで150台以上の車が走り回っています。車に乗っているとあまり感じませんが、我々はかなり目立っています。テレビやラジオで宣伝はしていませんが、首都圏の軽貨物運送業界では結構有名ブランドで、日々色々な問い合わせが入ってきます。
みんなでAthlete の新たなブランディングも創造しながら、ブランド企業Athleteとしてのプライドと責任をもって日々頑張りましょう!
ガソリン価格 補助金延長!
アスリートの公式サイト「軽貨物とガソリン価格」の記事を岸田首相が見てくれた結果でしょうか(?)。8月30日政府は、15年振りのガソリン価格の高騰が続く中、9月末で終了する予定だった激変緩和補助金制度を年末まで延長する事を表明しました。補助金による店頭価格は、全国平均で175円前後を目標にするそうです。しかし補助金での価格抑制はあくまでも臨時の措置です。同じ税金を使うならガソリンの二重課税を含め抜本的な税制改革と、陸運業界でも運賃にプラスした燃料サーチャージ制が常識になる事が必要だと思います。
下図は公式サイトに載っている原油価格・ガソリン価格・補助金後のガソリン価格・アスリートガソリン価格の推移表です。青線とオレンジ線が狭まっていることで分かるように、補助金の減額がガソリン価格の高騰の第一の原因のようです。
チャーター事業部代表の工藤誠さんへインタビュー
8月24日(木)、チャーター事業部の代表工藤誠さんに横浜事務所に来て頂き、インタビューを行いました。
Q.最初の質問になんですが、そもそも工藤さんはどうしてアスリートに入ったのですか?
A.23年間大手運送会社に勤め管理職までやっていたのですが、そこでアスリートさんを知りその社風とドライバーのレベルの高さに魅力を感じていました。そしてこの会社はもっと大きくなれると感じ、自分もアスリートの仲間に入り今までの経験と人脈を生かせば自分もアスリートと一緒に大きくなれると信じて入りました。
Q.アスリートは宅配がメインの為、チャーター便には馴染みが薄いのですが、そもそもチャーター便とはどのようなものですか?
A.宅配のように沢山の配達先への荷物を自分の車に積んで、それぞれの配達先に配達するのではなく、原則、所定の場所で荷物を車に積み込み、その荷物だけを1件の配達先に運ぶものです。
Q.いつ頃から始めたのですか?そして現状はどんな感じですか?
A.今年の5月から始めました。まだ3か月位しかたっていませんが、2024年問題もあり、大手宅配会社はチャーター便に対応できる人員がいないようで、毎日オーダーが入ってきています。しかし専属は私だけの為、時間が空いてる人に配達を手伝ってもらっていますが、さばききれなくて断っているのが現状です。
Q.どのような人がチャーターのドライバーに向いていますか。またナビは必要ですか。
A.宅配をやっている方だったたら楽勝だと思います。アスリートのドライバーも週休2日以上の人もいると思うので、空いている時間も稼ぎたい方にはちょうど良いと思います。宅配とチャーターの二刀流(笑い)なんていいんじゃないですか。
積込み先も、配達先も会社がほとんどなので、ナビはスマホ1台で大丈夫です。簡単ですよ。
Q.どの辺まで行く仕事が多いのですか?
A.都内が多いですが、たまに遠方もあります。先日は九州までの依頼があったのですが、他の依頼もあり断りました。たまには旅行気分で行きたかったのですが。(笑い)
Q.売上はどのようにして決まりますか?
A.個数や重量ではなく距離で決まります。パンパンに積むことはまずありません。
Q.荷物の積込み荷下ろしは大変ですか?
A.原則一人で運べる荷物になりますし、何しろ運ぶ車が軽自動車なので大した事はありません。
Q.今後の展開、また野望はありますか?
A.今後の展開としては、チャーター便に興味のある方に是非一緒に走って頂きたいです。チャーター専属でも良いですし、空いた時間に走って頂く方でもOKです。どんどんチャーター事業部の仲間を増やしたいです。野望ですか?野望と言うよりは地道に確実な仕事をしてお得意さんの信用を得て、先ずは1年以内に売上1,000万円の事業部を目指したいです。興味のある方はそれぞれのセクションの責任者の方を通して相談して下さい。
Q.今日はありがとうございました。
有限会社アスリートとしては、日々宅配業務を行っている方で年齢的にきつくなった方でも、末永く安心して収入を確保できる様にと新設した事業部です。
気兼ねなく問い合わせ下さい。
いつかは青色(part 1)
「税金や社会保険料が高くて大変!」との話をよく聞きます。どうしたら安くできるか、方法は3つあります。経費を増やすか、所得控除を増やすか、税額控除を増やすかです。その方法として一番有効なのが「青色申告」です。しかし我々の業界人で65万円(e-tax)の満額の青色申告特別控除を利用している人はほとんどいないと思います。それは青色申告は難しいしそんな知識も時間も無いと思っている人が多いからだと思います。しかし今は便利で簡単なソフトが沢山あります。そこで軽貨物フリーランスドライバーに特化した青色申告の方法を一緒に勉強してみんなで税金・社会保険料を減らしましょう。今後もフリーランスで自立していく予定の方、またはいずれ法人化する予定の方は、青色申告を理解活用する事が必須です。いつかは青色です。
part 1としては、最初の公的手続きについて紹介したいと思います。先ず必要なのは「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出する事です。今まで白色で申告していた人は来年の3月15日までにこれらを提出すれば、2024年(令和6年)1月~12月分の確定申告から青色申告が適用されます。またこれから個人事業主になる方は開業してから1か月以内にこれらの書類を提出すれば、今年の分から青色申告が出来ます。しかし開業届を提出すると失業給付・扶養されている場合の扶養手当に影響がでる事があるので注意が必要です。先ずは書類を提出する事から始めましょう。提出した後で白色にもどすのは何時でもできるので、理解する前でも大丈夫です。
part 2では青色申告が特別控除以外でどれだけ得なのかを紹介したいと思います。